最初の1本はNOKTON 40mm F1.2にしようと思う

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この40年でレンズは重くなってきた

COSINAと言う会社は以前から気になっていた。Manual Focusのレンズを作る会社なのだが、とにかくそのレンズのクオリティがいい。レンズは最近のプラスチックな筐体ではなく基本金属筐体。僕がカメラを始めた頃のビルドクオリティなのだ。

最近のカメラは、オートフォーカス(AF)のためにモーターを積んでいる。さらにデジタルカメラになってから解像度が必要になったのか?とにかくレンズがすごく大きくなっている。僕が最初に買ったCanon A-1と一緒に買ったレンズはNew FD 50mm F1.4。これが標準と呼ばれるレンズで重さが235g, 定価32,000円だった。

https://global.canon/ja/c-museum/product/nfd209.html

同じCanonで比較すると最新のCanonの50mmレンズはRF50mm F1.2 L USM。同じF1.4のレンズがないのだがF1.2だと950gで価格は321,750円である。Sonyには50mm F1.4のレンズがあって、FE 50mm F1.4 GM。重さ516g, 186,120円である。

もちろん時代が44年違うので値段は一概には比較できないけれど、明らかにレンズは大きくなっている。

NOKTON 40mm F1.2はマニュアルフォーカス

NOKTON 40mm F1.2を買う時に一番気にすることはマニュアルフォーカス(MF)であると言うことだ。AFが使えないのである。僕のカメラ人生はことごとく、フォーカスが甘い人生だった。マニュアルフォーカス時代はピントがピタッと合った経験が殆どない。もちろんないことはないのだけど、とにかくこの表情でピントがピタッと来ていたらどれだけゾクゾクしたのだろう?と悔しい思いをした記憶が圧倒的に多い。

だから僕の視力ではMFでは僕が望む写真が撮れないと思ってきたのだ。だけど、このNOKTON 40mm F1.2は315g。Z 50mm F1.8が415gでそれほど重くはないのだけど、長さが86.5mm。NOKTONは53.9mmである。この軽さと短さに寄る携行性の良さはちょっと気になる。

そして買おうとしているZ7。NikonのZシリーズはとにかくファインダーの評判がすこぶる良い。さらにマニュアルフォーカスでもピントが今どこに来ているか表示されるので、その機能も使えばピント合わせは問題ないはずである。

ということで今一度MFレンズを使ってみようと思うのである。

40mmと言う画角

この40mmという画角がまたちょっとそそる。今まで単焦点レンズは35mmか50mm。これが基本だった。僕は35mmという画角があまりピンときておらず、50mmはちょっとだけ狭いなって思っているフシがある。これはもうほんとその人次第だけど、最初の1本としての40mmという画角は、なんかいいんじゃないかな?と言う予感があるのだ。

40mmレンズを使うことにワクワクしている。

マニュアルフォーカスの利点

MFレンズは小さくて軽いというのが利点だけど、もう一つピント合わせをカメラがしないということが大事である。自分でする。写真は自分が表現するものであるけれど、どこにピントを合わせるか?はとても大事な問題。それは自分が何に心惹かれて、今その被写体にカメラを向け、シャッターを押そうとしているのか?それを明確に自分がするのである。

スマホでも、現代のAFカメラでも素敵だと思ってシャッターやボタンを押すわけだが、より明確に自分に問われるのだ。この事によってより、作品に自分の明確な意志が吹き込まれる。そんなイメージを持っている。

マニュアルフォーカスを使うことによる課題

MFレンズを使うことによる課題ももちろんある。それはピントが合わない写真が増えるだろうと予想されること。そして速写性である。今まで気軽にバンバン写真を撮ってきたけれど、これからは1枚1枚意志を持って写真を取ることに鳴るので比較して枚数は減ると予想される。

ピントが合わない写真はポートレートでは課題だとも思うが、反面AFレンズでは撮れなかった表情が撮れる気がする。速写性が減ることは、撮影後の現像処理に辟易としていた僕には逆にいいことだなと書きながら思った。

さて僕のMFレンズライフ、NOKTON 40mm F1.2ライフはどうなるだろうか?

参考情報

この記事を書くきっかけになったのがマップカメラのYoutubeチャンネルのこの動画。

そして僕が好きな林さんのツイートの内、ひとつ紹介しておく。

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